大腸内視鏡検査体験記

大腸内視鏡検査というものを体験してきました。なんでこの検査をする羽目になったのか？　先ずは、そこからお話ししますね！

その理由は単純で、会社の定期健康診断で引っかかってしまったからです。😓　定期健康診断と言っても人間ドックに近い検査で、いつも指摘されるのは、中性脂肪やコレステロールといった、いわゆるメタボ系の数値です。「まあ、いつものやつね！」って感じで気にもしない内容です。

ところが、今回は便潜血で引っかかってしまいました。いわゆるウンチ検査ですね。過去、この検査で指摘された事はなかったし、まあ、大した事ないでしょ！って、検査結果表に記載された「要再検査」を無視していたのですが．．．。

検査結果が出て1カ月程度経った頃でしょうか？　会社から「要再検査」内容についての結果報告をするようにとのメールが来ました。期限は、このメール受領後3カ月以内というもの。「面倒くさいなあ！」　適当に問題なかったという回答でも出しておこうかなって思いつつ少し気になったので、便潜血があった場合の再検査内容をネットで調べたみたわけです。

すると、便潜血があった場合は、速やかに「大腸内視鏡検査」を受けましょうと書いてあるじゃありませんか！　その理由は大腸がんの可能性があるからだと．．．。「え～、そうなの～」って感じで少し焦り、いろいろとネットで調べ尽くしました。(-_-;)

痔から便に血が混ざる事もあるとの記載もありましたが、管理人は痔主ではないので、こりゃ、何かポリープでも出来ているに違いないと確信してしまったのです。「仕方ない、覚悟を決めて内視鏡検査を受けるか．．．。」となり、今度は大腸内視鏡検査の内容と、どこの消化器内科に行くか、またネットで調べまくりです。

お尻から内視鏡を突っ込まれる！　胃の内視鏡検査も体験した事がないので、考えただけでも憂鬱になります。　でもネット情報からだと意外と簡単に終わるような記載もあるので、それを信じるしかないって思い覚悟を決めました。消化器内科は、幸いにも自宅近くに最近できたクリニックがあり、評判も悪くなかったので、先ずは、そこで受診する事に。

その消化器内科は午前中と夕方が診察時間で、午後から夕方までは内視鏡検査に特化している病院です。（もしかしたら、他の消化器内科も同じようなものなのかもしれませんが）　主治医の診察の前に看護士から色々と聞かれましたが、内容は大腸内視鏡検査を受ける事が前提です。もう手慣れたもんです。😅

その後、大腸のレントゲン撮影と血液検査があり、主治医の問診です。便潜血=大腸内視鏡検査という考えはネット情報と同じでした。主治医も手慣れた説明で、麻酔しますので検査自体は痛くも苦しくもなく、15分程度で終了しますとの事で、少し安心しました。

最後に、看護士から検査前準備についての説明があり、下剤とニフレック配合内用剤というものを渡せれ、その日の診察は終了です。次週にでも検査出来るのかと思っていたのですが、検査予約取れたのは、3週間ほど先でした。　結構、大腸内視鏡検査する人が多い事が分かり、逆に少し安心したくらいです。

さて、管理人が受けた大腸内視鏡検査についてお伝えします。先ず検査当日の前々日の朝から2日連続で下剤を飲まされます。仕事は検査日のみしか休みを入れていなかったので、「え～、前々日の朝から下剤飲んだら、通勤時大変じゃん！」って思いましたが、それほどの影響はありませんでした。検査当日前に少しでもお腹を綺麗にしておくのが目的みたいです。

検査日前の食事に指導が入ります。海藻、根菜、キノコ、ナッツ等はNGです。体内に残ってしまうような食物は食べてはダメという事です。要は消化の良い食事をして下さいという事ですね！　便の出を良くするために、水分を多めに摂るよう指示されます。

そして検査当日です。当たり前ですが朝食はなしです。実際の大腸内視鏡検査は14：30からですが、これまでの間に腸内をキレイにしておく準備が必要となります。実はこの準備の方が、実際の検査より辛いと思いました。少なくとも管理人はそう感じました😓　因みにこの準備、自宅で行います。

先ず最初にやる事は、渡された「ニフレック 配合内服剤」を溶かし、2ℓの腸内洗浄液を作ります。そして、事前に渡されたチェックシートの指示に基づき、この腸内洗浄液を飲んでいきます。

午前9：00からスタートです。コップ一杯（180cc）を3杯目までは15分かけてゆっくり飲んでいきます。最初の1杯目を飲んだ時は「ポカリスエットを不味くした感じかな？」っていう印象でしたが、飲み続けていくうちに、だんだんと不味さが強調されてきます。なんせ大量に飲まなければいけないので、辛いです。

4杯目からは、10分かけて飲むよう指示されます。不味い上に飲む間隔が短くなるので、気持ち悪くなってきます。実際、「オエー」ってなりましたしね．．．。本当は良くないのかもしれませんが、飴玉を口に含める事で、少し紛らわす事が出来ました。

1ℓ飲んだ頃に最初の排便が来ましたが、この時は注意が必要です。お腹を壊した時、オナラを出すつもりが中身が出ちゃった！って事、経験ありませんか？　最初の排便の時がまさにそれなのです。　ちょっとお腹に力を入れたら、、、出ちゃいました。(-_-;)　情けないですが、いきなりパンツの履き替えです。😂

その後も、不味い腸内洗浄液を飲み続けます。オエーってなりながら我慢して飲み続けるのです。そして、もよおしたらトイレに駆け込みます。決して便座に座る前にお腹に力を入れてはいけません。これを何回も何回も繰り返します。

最初は下した時のような便の形状から、茶色い水のようになり、最後は黄色い透明な液体になっていきます。この透明な液体になった時点で腸内洗浄液を飲むのを止めます。でも、大量に腸内洗浄液を飲んでいますから、飲むのを止めても定期的にもよおすんですよね。ですから、暫くはトイレからは離れられません。

管理人の場合、この状態になるまで2時間近く要しましたが、まあ、順調に進んだ方だと思います。この状態（黄色い透明な液体）になったら、大腸内視鏡検査の準備が出来たという事になります。

さて、いよいよ大腸内視鏡検査の本番です。14：30からの検査でしたので、30分前に受付しました。

看護士さんから検査前の準備に問題なかった事を確認された後、実際の検査室ではなく、控室で検査着に着替えます。お尻の部分が出る紙パンツをはき、そこで点滴の針を刺されて仰向けの状態で待機します。しばらく待機した後、そのベッドに仰向けのまま、主治医のいる検査室へ移動です。

そこで、主治医から検査の簡単な説明があり、身体を横に向けて寝ます。ここのイラストのような感じですね。そして、「眠くなる薬が入ります！」って言われた後は、、、まったく記憶がありません。

多分、15分から20分程度で検査は終了したのでしょう。その間の記憶は一切なく、「〇〇さん、検査終了しました！」って言う看護師の声が聞こえ、そのベッドに横たわったまま、控室に移動です。「ここで少し安静にしていて下さい。」って言われ、30分くらいはウトウトとベッドで寝ていたのだと思います。とにかく、検査開始直後からの記憶が曖昧なんですよね。　

この後、看護士から「着替えて、診察室前でお待ち下さい。先生から検査結果の説明があります」という事で、検査室前の椅子で座った時には、何と既に17：00を回っておりました。　検査時間から考えて、17：00には帰宅出来ていると思っていたのですが、予想に反して結構な時間を要しておりました。

で、気になる検査結果ですが、、、以下の画像を渡され、医師から説明を受けました。
他人の大腸の写真なので、気持ち悪いかもしれませんが、少し我慢下さい。🙇🏻

簡単に言いますと、便潜血に起因するポリープは無かったとの結果でした。では、便潜血の理由はと言いますと、肛門に痔核があり、これが原因だった可能性があるとの所見です。自身は痔主ではないと思っていたのですが、実は、若干その徴候があったという事ですね。😅

ただ、⑤の箇所に小さなポリープがあり、これを生体検査に回すので、10日後に検査結果の確認に来て下さいとの指示があり、この日の大腸内視鏡検査は終了となりました。

便潜血は問題ありませんでしたが、今回見つかった小さなポリープが気になります。😔